園長 池松英治
働きやすい環境を一歩ずつ進めてまいりました。 一つは 持ち帰りの仕事を無くすことでした。 当時、先生方は帰宅後に遅くまで保育材料を作るのが当たり前でした。イベント前は深夜に及ぶこもありました。ご家族がいらっしゃる身で「園児のために」を合言葉に 自己犠牲をいとわない姿は美しくもありましたが疲弊は相当なものでした。 このような状況を改善しようとみんなで話し合いました。様々な意見を取り入れて実践しました。現在は持ち帰りの仕事ゼロです。帰宅して、家族やプライベートを充実でき、リフレッシュしてから子どもたちと向き合えるようになりました。
これまで様々な改革をしてまいりました。そのことは、「余公 敏子・池松 英治による論文:新しい園経営<池松スタイル>の有効性―『ひよ子こども園かみみね』の実践事例に基づいて」―に記していますのでご参照ください。
先生方そして理解ある保護者の皆様、また関係者の皆様のおかげで「ひよ子こども園かみみね」は、先生にも保護者(子ども)にも選ばれる園になりました。2020年に19名だった先生方も2023年には38名になり、2025年3月31日には50名になりました。そして2025年4月1日、上峰町に新たに「ひよ子こども園カゼマチ」が誕生したのです。
これからも「子どもも先生も来たくなる園」を目指して職員一同努力して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
園長先生の朝
朝6:50ごろに出勤したらカーテンと窓を開けて、男子トイレとテラスの掃除、そして芝生の水撒きです。早番の先生をはじめ出勤される先生方そして登園してくる園児と保護者様にご挨拶です。これが園長先生の朝のルーティンです。
余公敏子教授 池松英治園長 共同著作論文
主幹保育教諭 山下未華
「今、毎日笑顔で過ごせていますか?」と問われたとき、即答できなかったのが以前の私でした。前職の保育士としての
日々は決して嫌いではありませんでしたが、心から楽しいと言える環境ではなかったのです。
ひよ子こども園を初めて見学した際、私が最も印象に残ったのは、子どもたちも先生方も笑顔で過ごしていることでした。
「子ども主体の保育」を大切にされており、その理念が具現化している姿に強く共感しました。ひよ子こども園では、子
どもたちが主体的に『遊ぶ=学ぶ』環境が整っており、職員が自分の時間をしっかり確保できる仕組みがあることも魅力
的でした。有給休暇の100%取得、ノンコンタクトの1時間休憩、事務作業の時間等のおかげで職員一人ひとりが余裕
をもって保育に取り組めるのです。 下記の原稿に続く⬇︎
山下未華主幹保育教諭 「令和時代のマネジメント」
保育の仕事はこれまで、人を大切に育てるのではなく「使い捨て」に近い扱いをしてきたため、そのしわ寄せが今、深刻な形で現れているのではないでしょうか。
よく問題にされるのは「保育士の配置人数を増やすべきだ」という点ですが、現場を苦しめている原因はそれだけではありません。大きな理由のひとつに、園の雰囲気や運営のやり方があります。上の立場の人が、古い体質の指導のため若い保育士は力を出せずに疲れ果て、辞めてしまうのを見聞きしてきました。
本来、令和時代に合ったマネジメントは「支える型」であるべきだと思います。安心して意見を言える雰囲気をつくり、一人ひとりの得意なことを生かせる環境づくりこそが大切だと思います。
私は朝、テラスや園庭の掃除をしながら保護者様・園児にご挨拶をさせていただいています。その後は、園長先生に相談と報告をさせていただき、それから各クラスの保育のサポートに入ります。午後からは主幹保育教諭としての仕事です。終礼では、各クラスの出来事や子どもたちの様子を情報共有をしています。常に現場の先生方と共に、保育をしやすい環境づくりを心がけています。
上峰町で働くとこんな得点が
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